光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。
光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。
さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。
当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております
- 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
- 標準治療との併用治療も可能
- 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
- 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
- もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
- 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。
以下のバナーをクリックで光免疫療法の詳細をご覧いただけます。
卵巣がんは卵巣に発生する悪性腫瘍
卵巣に発生する腫瘍には、良性のものと悪性のものがあり、約85%は良性腫瘍です。
また、良性と悪性の中間的なものである境界悪性腫瘍と呼ばれるものも存在します。
卵巣腫瘍とは、良性、境界悪性、悪性(卵巣がん)の3つを含めた病名であり、卵巣腫瘍=卵巣がんではありません。
また、卵巣の腫瘍は、その発生する場所によって表層上皮性、間質性、性索間質性、胚細胞性などに分類されます。
その他にも、卵巣がんは、漿液性腺がん・粘液性腺がん・類内膜腺がん・明細胞腺がんという主に4つの組織型に分けられ、進行スピードや抗がん剤の効きなどに違いがあります。
この記事では、80代で発生した卵巣がんについて、罹患率や死亡率、治療法などの情報をお伝えします。
80代の卵巣がんの罹患率
卵巣がんの罹患率は、30代から徐々に増え始め、50代がピークとなりそこから徐々に下がっていきます。
中高年の女性に多いのが特徴の一つですが、胚細胞腫瘍など10代~20代の若年女性に多く発生するものもあります。
2020年の「全国がん登録罹患データ」では、人口10万人に対し80~84歳で約22人、85~89歳でも約22人と発表されています。
卵巣がんの発生原因は、遺伝性乳がん卵巣がん症候群などを除くと、はっきりと解明されていません。
しかし、日本においては卵巣がんは増加傾向にありますので、今後も罹患者数の増加が予想されます。
80代の卵巣がんの死亡率
卵巣がんの死亡率は、罹患率とは異なり年齢が上がるに連れて上昇していきます。
80代の卵巣がんの死亡率は、人口10万人に対し、80~84歳で約19人、85歳以上でも約19人と2020年の「全国がん登録罹患データ」にて発表されています。
死亡率は少しずつ減少傾向にありますが、生活習慣の変化や高齢化の進行などが原因となり、卵巣がんの罹患者は徐々に増えています。
そのため、死亡者数も同様に少しずつ増加しています。
80代の卵巣がんの症状
卵巣がんは、初期段階では無症状であり、かなり進行したとしても特有の症状が少ないこともあります。
そのため、腫瘍がまだ小さい時に、別の検診を受けた際に偶然発見されることもあります。
腫瘍が大きくなると、下腹部の圧迫感や腹部の膨満感が現れたりします。
また、腹水が増えて胸水まで認められるようになると、呼吸困難という症状も出てきます。
年代によって症状に大きな変化はありませんが、卵巣がんが骨に転移した場合に、高齢だと骨折がしやすいなどの影響はあります。
80代の卵巣がんの診断
卵巣がんは、初診時には既に骨盤内に拡がっている進行期2期や腹部全体に拡がっている進行期3期以上で発見されることも少なくありません。
まず、超音波検査やMRI、CTなどの画像検査によって、大きさや形状などを推定診断します。
また、腫瘍マーカー検査も診断や治療効果の指標として行われます。
これらの検査でがんの可能性を評価し、その後手術によって摘出した腫瘍の病理検査によって確定診断を行います。
診断の流れについては、基本的に80代であっても大きく変わりません。
80代の卵巣がんの治療
卵巣がんの基本治療は、手術と化学療法の組み合わせとなります。
しかし、80代は高齢のため、手術による合併症の増加、心肺機能の低下による周術期合併症が増加するので、注意が必要となります。
卵巣がんの手術後、30日以内の死亡率は、70歳未満で約1.5%であるのに対し、80歳以上で9.8%と大幅に上昇すると発表されています。
また、基本術式だけでなく、腸管部分切除術のように手術の複雑性が増すと周術期合併症も増加するため、術後管理は必須となります。
光免疫療法と卵巣がん
光免疫療法は光と薬剤を組み合わせてがん細胞を選択的に攻撃します。
この方法は、がん細胞を選択的に攻撃しつつ、正常な細胞へのダメージを抑えることができるため、副作用が少ない点が利点の一つです。
80代の卵巣がん患者様は、体力の低下や合併症などによって、手術などの体力が必要な標準治療を適用するのが困難な場合があります。
そのような場合でも、光免疫療法であれば適用できる可能性がありますので、卵巣がん治療にお悩みの80代の方はお気軽にご相談ください。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
まとめ
80代の卵巣がんは、ピークより罹患率は下がっていますが、死亡率は最も高い年代となります。
診断方法や治療法は年代によって大きな違いがありませんが、高齢であるので体力や合併症の問題を考慮する必要があります。
80代の卵巣がん患者様に対しては、副作用や身体への負担が少ない光免疫療法も治療法の一つとして推奨されます。
がんの進行度や組織型、患者様の健康状態や体力などを総合的に判断して、適した治療法の組み合わせが重要となります。

【当該記事監修者】癌統括医師 小林賢次
がん治療をお考えの患者様やご家族、知人の方々へ癌に関する情報を掲載しております。
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