甲状腺がん治療・相談は大学病院提携のOGC大阪がんクリニック

作成日2020.1.30 編集日2020.4.3

 当該ページ目次

  1. 甲状腺とは
  2. 甲状腺がんとは
  3. 甲状腺がんの病期
  4. 甲状腺がんの原因
  5. 甲状腺がんの症状
  6. 甲状腺がんの検査
  7. 甲状腺がんの治療
  8. 甲状腺がん治療や相談の流れ
  9. 甲状腺がんのお問い合わせフォーム

甲状腺とは

甲状腺とは

 甲状腺は首の前側、甲状軟骨(のどぼとけ)のすぐ下の気管の前にあり、蝶が羽を広げたような形で気管を包み込むようにあり、右葉および左葉、中央の峡部からなります。

 正常の甲状腺は柔らかいので、外から手で触ってもわかりませんが、腫れてくると手で触ることができ、首を見ただけで腫れているのがわかります。また、甲状腺の裏側には、声を出すために大切な「反回神経」があります。

 甲状腺は、ヨードを取り込むことで甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン[T3]、サイロキシン[T4])を生成し、蓄えて、分泌しています。甲状腺ホルモンは、基礎代謝の亢進、脳や骨の成長、脂質や糖の代謝を促ていて、他にも血液中のカルシウム濃度の調節に関わるカルシトニンというホルモンも分泌しています。

甲状腺がんとは

甲状腺がんとは

 甲状腺がんとは、甲状腺を形成する細胞に悪性のがん細胞が形成されるというがんを指します。
 甲状腺の病気は、男性よりも女性に多い傾向で、これらは腫瘍ができるもの(腫瘍症)とそうでないもの(非腫瘍症:バセドウ病、橋本病等)に分けられます。
 さらに甲状腺の腫瘍のうち大部分は「良性」で、がんではないです。
 つまり、結節性甲状腺腫のうち、悪性の腫瘍を甲状腺がんといいます。

 甲状腺がんは、全がんの中でも1%程度とされていますが、頭頸部がんの中では比較的多い癌に分類されます。
 甲状腺がんは、病理組織診断から大きく『未分化がん』『濾胞がん』『乳頭がん』『低分化がん』『髄様がん』の5種類に分類されます。

甲状腺がんとは2

 一方で、『低分化がん』『濾胞がん』『乳頭がん』を総称し甲状腺分化がんといい、分化型の癌は、癌化した細胞が成熟しており、がん細胞が増加する速度が緩やかで、尚且つ予後が良好とされています。
 悪性度の低い乳頭がんが日本で多い反面、欧米では遠隔転移しやすい濾胞がんが多い傾向にあります。
 言い換えれば、現状日本では、甲状腺がんはほぼ根治できるがんと言っても過言ではありません。
 日本では、甲状腺がんの9割以上を占める乳頭がんはおとなしいがんとされており、特に直径が1cm以下の乳頭がんは大きくならないばかりか、消失してしまうこともあるといわれています。
 他のがんの領域で用いられる「早期がん」の概念が、甲状腺がんにはなく、1cm以下の甲状腺がんは『微少がん』と呼ばれ、殆どの微少がんは生命に影響を与えないと考えられています。

乳頭がん

組織型分類

乳頭がん
 日本では、甲状腺がんの中で最も多く、乳頭がんが約90%はを占めています。背景としては、海藻類をよく食べるヨード摂取が挙げられます。
 幅広い年代で発症する可能性があり、特に女性に多く見受けられ、女性10万人の内約8人が年間で乳頭がんに罹ると言われているのに対し、男性は約1/5~1/8程度と言われています。
 また乳頭がんはリンパ節の転移が発生し易い事が知られており、甲状腺周囲の気管、食道などの声帯を動かす臓器、いわゆる反回神経やに浸潤する可能性もありますが、長い時間をかけて進行するため、予後が良好とされており、生命に関わることは稀であるケースが多いです。
乳頭がんは、若者の方が高齢者に比べて予後良好で、リンパ節への転移は予後をあまり左右しない傾向にあります。その反面高齢で発症するほど悪性度が高くなりやすいとされています。
また、ごく一部で再発を繰り返して、生命を脅かす「高危険度がん」と呼ばれるタイプの乳頭がんがあります。

濾胞がん

濾胞がん
 日本では、甲状腺がんの中で2番目に多く、全体の約5%を甲状腺がんが占めており、中年代から高齢者に多く見受けられます。
 良性の「濾胞腺腫」である甲状腺腫瘍等との区別が非常に難しく、濾胞がんと濾胞腺腫はまとめて『濾胞性腫瘍』と総称される事があります。

 乳頭癌と比較して局所浸潤やリンパ節転移等が問題となる可能性は低いですが、乳頭がんの場合に比べてやや高齢者に多い傾向があり、血液の流れに乗って肺や骨へ血行性の遠隔転移しやすい性質をもち、遠隔転移を起こした場合は問題です。
 転移が他の臓器に確認出来なければ、予後は良好とされており、甲状腺切除手術によって甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除く事により治ります。

髄様がん

髄様がん
 髄様がんとはカルシトニンと呼ばれるホルモン(カルシウムの量を調節するホルモン)を分泌する傍濾胞細胞が、がん化したものを指します。
 甲状腺がんの中で全体の約1~2%で、30代以降から多く見られるようになります。
 髄様がんでは血液中のCEAとカルシトニンの測定値が上昇する傾向にあります。CEAとカルシトニンは、治療後の経過を観察するための腫瘍マーカーとしても有効です。

 髄様癌には遺伝的に生じるケースと、遺伝とは無関係で、散発型髄様がんと呼ばれる突発的に生じるタイプがあり、両者の発症する因子としての割合はほぼ同じです。
 また、髄様がんは、予後因子としてリンパ節転移が重要になるのが乳頭がんとの大きな違いです。髄様がんは、乳頭がんや濾胞がんよりも症状の進行が速く、リンパ節や、肺や肝臓への転移を起こしやすい性質があります。

未分化がん

未分化がん
 未分化がんは、甲状腺がん全体の約1~2%で特に高齢者に多いかつ非常に予後の悪いがんで、急速に進行してしまうため注意が必要です。
 未分化がんの多くは、もともと甲状腺内にあった分化がん長い経過の中で乳頭がんや濾胞がんが未分化転化して発生するものと考えられており、延命率は高いとされていません。

悪性リンパ腫
 悪性リンパ腫は、未分化がんと同じく頻度が少ない甲状腺内のリンパ球由来の悪性腫瘍で、甲状腺がん全体の約1~5%を占めており、40代以降に多くみられます。悪性リンパ腫は、血液・リンパの癌が、甲状腺に生じたものです。
 多くの場合は長い間、橋本病にかかっている患者さんに多くみられます。
 悪性リンパ腫は、急速に成長しますが、化学療法や放射線治療が効くことも多いとされています。

甲状腺がんの原因

甲状腺がんの原因

 甲状腺がんが発症する原因については未だに殆ど明らかにはなっていません。しかし、その中には遺伝的な要因が明らかになっているものもあります。

a)年齢
甲状腺がんは30~50歳代の方を中心に多くみられます。また、悪性リンパ腫は60~70歳代の女性に多くみられます。
未分化がんについては高齢者に発症する割合が高いです。

b)橋本病
悪性リンパ腫は慢性甲状腺炎、橋本病から発生しており、その割合は甲状腺がん全体の約2.5%にあたります。

甲状腺がんの症状

甲状腺がんの症状

 甲状腺がんの多くは症状がありません。また分化型と未分化型で症状は異なります。

1.分化型

a)しこり
分化型の甲状腺がんは、喉仏付近のしこり(結節)以外に症状なく、自覚するのは、大体大きさが3〜4cmになったときです。

2.未分化がんや悪性リンパ腫

a)しこり
未化型の甲状腺がんは、患者様が自身で気づくほど大きいしこりが生じ、しかもそのしこりが半年以内に大きくなります。
b)声のかす
未化型の甲状腺がんが、反回神経に浸潤することで起こります。
c)血痰、呼吸困難
がんが更に浸潤して悪化すると、血痰、呼吸困難等の症状がみられます。

甲状腺がんの検査

甲状腺がんの検査

甲状腺がんの主な検査は触診、超音波検査です。これらの検査をして、甲状腺がんの疑いがあるときに、CT検査、シンチグラフィ検査を行います。

・超音波検査
・CT/MRI検査
・シンチグラフィ検査
・穿刺吸引細胞診
・血液検査:『甲状腺ホルモン(T3、T4)』、『甲状腺刺激ホルモン(TSH)』、『サイログロブリン』、『カルシトニン、CEA』

甲状腺がんの治療

甲状腺がんの治療

1)甲状腺分化がん(乳頭がん・濾胞がん・低分化がん)
基本的には手術が標準治療になります。

2)髄様がん
主に手術で甲状腺全摘術と、必要に応じて頸部郭清を行います。遺伝性の髄様がんなど高リスクの場合は、甲状腺全摘術と中央区域のリンパ節郭清を行います。

3)未分化がん
IVA期、IVB期で手術が可能な場合には、術後に補助療法を行います。また、集学的治療を行う場合もあります。

1.外科療法
肺がんの外科療法は、がんのある場所や、大きさ、転移の有無等で決定します。
手術の方法は、以下の通りです。
・全摘術
・亜全摘術(甲状腺の約2/3以上を切除)
・葉切除術(右葉または左葉を切除

2.薬物療法
肺がんの薬物療法は、大別すると「内分泌療法(ホルモン補充療法/TSH抑制療法)」、「分子標的療法」、「化学療法」があります。

分子標的療法

1.分子標的療法
甲状腺分化がんの転移・再発がんでは、手術が困難で、放射性ヨード内用療法に効果が見込めないときに、分子標的薬を用いることがあります。また髄様がんでは、手術が困難ながんの転移や再発がんの場合に、分子標的薬を用いることがあります。

a)甲状腺分化がん
・レンバチニブ+ソラフェニブ
b)髄様がん
・バンデタニブ
・レンバチニブ
・ソラフェニブ
c)未分化がん
・レンバチニブ

2.化学療法
悪性リンパ腫や、他の治療では効果がないと考えられるような未分化がんでは、複数の細胞障害性抗がん剤を組み合わせた治療を行うことがあります。また、放射性ヨード内用療法が無効な場合に候補として考えられます。
使用する薬剤は以下の通りです。(いずれも保険適用外)
・ドキソルビシン
・パクリタキセル

甲状腺がん治療や相談の流れ

ご来院前にご予約

➀ご来院前にご予約

 甲状腺がんの疑いがある、または甲状腺がんの適切な治療方法をお探しの方は、メールか電話にてまずはご連絡ください。
 プライバシーを重視させて頂いておりますので、当院は完全予約制となっております。お急ぎの場合はお電話にてご連絡ください。

ご来院

ご来院

 ご来院の際は、余裕をお持ちになってご予約時間の5分前にはご来院のほど宜しくお願い致します。
 アクセスなどで迷われた際は、お気軽にご相談ください。

受付

受付

 受付にて初診の際は問診票をお渡しさせて頂きますので、現状の甲状腺がんに関する心配事や症状をなるべく詳細に記載してください。

インフォームドコンセント

インフォームドコンセント

 問診票を元に甲状腺がんに関する治療方法や費用面など詳しくお答えさせて頂きます。
 どのような些細な事もお気軽に何度でもご相談頂ければと思います。

同意書の記入

同意書の記入

 甲状腺がんの治療方法や費用面などご納得頂けましたら、同意書を記入して頂きます。

今後の甲状腺がん治療計画について

今後の甲状腺がん治療計画について

 当院では入院ではなく、通院で甲状腺がん治療を行います。
 その為、仕事を諦める事なく治療に専念して頂く事が可能です。
 患者様のライフスタイルになるべく沿えるように甲状腺がんの治療計画を立案して参ります。

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お問い合わせ

甲状腺がんのお問い合わせフォーム

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メールでお問い合わせ頂く事も可能です。当日ご予約頂く場合はお電話にてご連絡お願い致します。
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※またお問い合わせから24時間経過してもお返事が届かない場合は、お手数お掛け致しますが、お電話でにお問い合わせの程宜しくお願い致します。
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