大腸がんの生存率は?ステージ別の予後と余命を解説

【光免疫療法というがんの治療の選択肢】

光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。

光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。

さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。

当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております

  • 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
  • 標準治療との併用治療も可能
  • 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
  • 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
  • もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
  • 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付

がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。

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東京がんクリニック

大腸がんの生存率は?ステージ別の予後と余命を解説

大腸がんの診断後、「ステージ別の生存率を見ると、自分はあと何年生きられるのか」と心配になることがあります。統計は同じ時期に診断された多くの人の経過を集計したもので、一人ひとりの余命表ではありません。数字を読むには、何年に診断された人か、結腸と直腸を合わせているか、病期の分類と生存率の種類が何かを確認する必要があります。この記事では、公的な院内がん登録の病期別データを例に、数字の意味と治療方針を考える際の使い方を説明します。

大腸がんの症状・検査・治療の全体像は、大腸がんの概要で確認できます。

大腸がんのステージ別5年生存率はどのくらいか

病院の症例記録から複数年の経過を追跡して曲線にまとめる模式図

国立がん研究センターの院内がん登録生存率集計では、2014〜2015年に診断された大腸がんについて、5年純生存率(公表表記はネット・サバイバル)がⅠ期92.3%、Ⅱ期85.5%、Ⅲ期75.5%、Ⅳ期18.3%と示されています。この数値は男女・全年齢を合わせた大腸がんの集計で、結腸がんと直腸がんを合わせています。対象は登録情報を提出した施設で初回治療を始めた浸潤がんの症例です。

数字が低い病期ほど広がりが限られ、切除しやすい場合が多いことは、集計の差に影響します。しかし、同じⅣ期でも転移の場所や数、切除できるか、薬物療法への反応は異なります。Ⅲ期であってもすべての人が同じ経過をたどるわけではありません。また、2014〜2015年に診断された人の結果は、現在の治療を受ける人の成績そのものではありません。新しい薬や治療法、診断の方法、患者集団が変われば、後の集計は違う値になる可能性があります。

院内がん登録の集計は、対象となった病院で診療を受けた人のデータです。日本のすべての患者を同じ条件で追跡した数字という意味ではありません。別の統計を読む際は、対象施設や追跡できた割合にも目を向けると、数字の違いを落ち着いて理解しやすくなります。

結腸がんと直腸がんを一緒に見てよいか

大腸がんという表示は、結腸がんと直腸がんを合わせた値であることがあります。両者は発生する場所が違い、手術方法や放射線治療の位置づけも同じではありません。公表値を比較するときは「大腸全体」「結腸のみ」「直腸のみ」の区分を確認しましょう。別のサイトで数字が違っても、対象部位、診断年、患者数、病期の分類が違えば直接の優劣は判断できません。自分の病状への当てはめは、病変の位置と治療内容を知る担当医と相談する必要があります。

大腸がんの生存率は余命を示すのか

診断後の集団の経過を集計する資料と個人の診療記録を分けて示す写真

5年生存率は、診断から5年後の生存状況を一定の方法で集計した指標です。「5年しか生きられない」「5年を過ぎれば必ず治る」という意味ではありません。5年を超えて生活する人もおり、治療やほかの病気などの影響で経過は変わります。余命は、今後の生存期間を個人について見積もる言葉ですが、統計上の5年生存率から一人の余命を計算することはできません。

「純生存率」は、対象のがんが生存に与えた影響を統計的に推計する指標です。実際に5年後まで生存していた割合である実測生存率とも、一般集団の生存状況を補正に使う相対生存率とも、計算方法が異なります。例えば国の別の統計で「大腸がん5年相対生存率」と書かれている場合、院内がん登録の病期別5年純生存率とはそのまま並べて比較できません。指標名を省いて「生存率」とだけ紹介した表は、まず資料名と計算方法を確かめましょう。

5年生存率を100人中の予告として読めるか

集計の割合を「自分と同じ病期の100人のうち何人が生きるか」という確定した予告として読むのは適切ではありません。統計には、年齢や併存疾患、治療を受けられたかなど、条件の異なる人が含まれます。さらに病期を決める検査や分類が変わると、同じ名称でも集計の中身が変わり得ます。数字は集団の傾向を知る入口として使い、治療方針を決めるためには、自分の検査結果、全身状態、治療の目的を確認することが大切です。

大腸がんの予後は何で変わるのか

大腸の病変、肝臓の病変、病理標本、点滴治療を別々に示す図

予後を考える際には病期に加えて、がんが結腸と直腸のどちらにあるか、転移がどこにあるか、原発巣と転移巣を切除できるか、全身状態や持病はどうかなどを確認します。手術後なら、切除標本の病理結果や再発の危険性が治療の相談に関わります。薬物療法を受ける場合は、効果と副作用を診察や画像検査で見ながら方針を調整します。腫瘍マーカーが一度上がったか下がったかだけで、治療の成功や残りの時間を決めることはできません。

Ⅳ期でも、肝臓や肺の転移が切除可能な場合には手術が検討されることがあります。切除が難しい場合も、がんの性質や体調に応じた薬物療法、症状を和らげる治療などを組み合わせます。逆に病期が早くても、ほかの重い病気や治療を受ける上での制約があれば、方針は変わります。統計表の順番だけで「治療する意味がない」と判断せず、今できる治療の目的と期待できる利益、負担を担当医と一緒に整理しましょう。

再発が見つかったら最初の数字が使えるか

診断時の病期別生存率は、診断時点からの集計です。手術後に再発が見つかった人の、その時点からの見通しをそのまま示すものではありません。再発した場所、時間、切除の可能性、以前に使った薬などを再評価して治療を考えます。新しい検査結果が出たら、診断時の病期と現在の病状を分けて尋ねてください。昔の統計から一律に余命を引き算する方法はありません。

大腸がんの余命が心配なときに何を聞くか

患者と医療者が治療の目的と生活の希望を相談する様子

数字を探しても不安が消えないときは、「今の病状で目指す治療は何か」「切除や薬物療法の選択肢は何か」「次に病状を評価するのはいつか」を担当医に聞くと、現在の行動につながります。見通しを詳しく知りたい人も、今は数字を聞きたくない人もいます。どこまで説明を受けたいか自分の希望を伝えて構いません。家族と一緒に聞く、質問を書き留めるなど、理解しやすい方法を選びましょう。

痛み、便通の困りごと、食欲低下、不安などには、治療と並行して緩和ケアや支持療法を利用できます。緩和ケアは終末期だけのものではありません。がん相談支援センターでは、治療や生活、仕事、費用について相談できます。病状の説明を受けても理解しにくい場合は、検査結果を持ってセカンドオピニオンを求める選択肢もあります。生存率は話し合いの材料の一つにとどめ、今の暮らしで大切にしたいことも含めて治療方針を決めていきましょう。

まとめ:大腸がんの生存率と余命の読み方

  • 病期別の数字は診断年と集計対象を確認して読む
  • Ⅰ期からⅣ期の純生存率は個人の余命ではない
  • 純生存率、相対生存率、実測値は区別して扱う
  • 結腸と直腸を合わせた値を別集計と混ぜない
  • 同じ病期でも切除可能性や体調で見通しは違う
  • 再発後の見通しを診断時の統計から引き算しない
  • 不安や症状は診断時から医療者に相談できる

大腸がんの生存率は、同じ条件で集計された人たちの傾向を示すもので、自分の余命を告げる数字ではありません。病期別の表を見るときは、診断年、結腸と直腸の範囲、病期分類、純生存率などの指標名を確認しましょう。病期に加えて切除可能性、体調、治療への反応でも経過は変わります。再発後に診断時の数字をそのまま当てはめることもできません。今の病状で何を目指せるか、どんな負担があるかを担当医と話し合い、生活上の不安も遠慮なく相談してください。

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