光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。
光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。
さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。
当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております
- 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
- 標準治療との併用治療も可能
- 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
- 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
- もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
- 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。
以下のバナーをクリックで光免疫療法の詳細をご覧いただけます。
皮膚がんのリンパ節転移では、最初に「どの種類の皮膚がんか」を確認する必要があります。メラノーマ、有棘細胞がんなどで病期の分類と治療が異なり、リンパ節転移があるだけで一律にステージ4と判断することはできません。例えば皮膚のメラノーマでは、所属リンパ節への転移があっても、遠隔転移がなければステージ3に分類されます。
転移が見つかった後も、手術で取り除ける範囲か、全身への薬物療法が必要かを調べて治療を選びます。この記事では、皮膚がんの種類を分けたうえで、リンパ節を調べる検査、治療の役割、むくみへの対処、光免疫療法を相談する際のポイントを説明します。
「皮膚がん」という病名だけでは、治療を決められません
病理検査で分かった正式な病名は、その後の治療を選ぶ出発点です。外見が似ていても、がん細胞の種類が違えば、使う薬や放射線治療の役割も変わります。
| 主な種類 | リンパ節転移を考えるときの特徴 |
|---|---|
| メラノーマ(悪性黒色腫) | 原発巣の厚さや潰瘍の有無、リンパ節・ほかの部位への転移を評価します。免疫チェックポイント阻害薬や、遺伝子変異に応じた分子標的薬が治療に使われます。 |
| 有棘細胞がん | 皮膚の病変の深さや周囲への広がり、リンパ節の状態を調べます。切除できる場合は手術を中心に考え、病状によって放射線治療や薬物療法を検討します。 |
| 基底細胞がん | 遠隔転移は非常にまれで、局所の病変に対する治療が中心です。リンパ節転移を指摘された場合は、病理診断と転移の根拠を専門医と共有します。 |
このほかにも皮膚に発生する悪性腫瘍があります。また、皮膚のリンパ腫や、ほかの臓器のがんが皮膚へ転移した状態は、ここで扱う皮膚がんと同じ治療にはなりません。紹介状や病理結果に記載された病名を確かめましょう。
リンパ節の腫れと、転移の診断を分けて考える
皮膚からのリンパ液は、部位に応じて首、脇の下、足の付け根などのリンパ節へ流れます。これらにしこりが見つかっても、皮膚の傷や感染に反応して腫れている場合があり、触った感じだけでは転移かどうかは分かりません。
診察や超音波検査などでリンパ節を評価し、必要に応じて針で細胞や組織を採る検査を行います。CTやPET-CTなどは、ほかのリンパ節や臓器を含めて病変の広がりを調べるために使います。すべての検査を全員に行うのではなく、がんの種類と病状に合わせて選びます。
メラノーマのセンチネルリンパ節生検とは
センチネルリンパ節は、原発巣からのリンパ液が最初に流れ込むリンパ節です。皮膚のメラノーマでは、触診や画像で明らかなリンパ節転移がなくても、原発巣の厚さなどに応じて、このリンパ節を採って小さな転移がないか調べる場合があります。
これは、すでに大きく腫れたリンパ節を調べる針の検査とは目的が異なります。結果は病期と術後治療の判断に役立ちます。陽性だった場合の追加手術や薬物療法については、転移の状態などを踏まえて説明を受けます。「検査のために採る範囲」と「治療のために切除する範囲」を分けて聞くと理解しやすくなります。
メラノーマのリンパ節転移では、手術と薬をどう使うか
切除できる病状では、皮膚の原発巣とリンパ節への治療を考えます。原発巣は、がんの厚さに応じて周囲の皮膚も含めて切除します。転移した領域のリンパ節を周囲の組織とともに取り除く手術が、リンパ節郭清です。切除範囲が広い場合は、皮膚の再建や術後の機能への配慮も必要になります。
手術後は、再発の危険性に応じて薬物療法を追加する場合があります。画像で病変が見えないときの術後補助療法と、今ある転移を抑える治療は目的が異なります。
免疫チェックポイント阻害薬とBRAF遺伝子の検査
メラノーマでは、ニボルマブやペムブロリズマブなどの免疫チェックポイント阻害薬が使われます。病状によってはほかの免疫チェックポイント阻害薬との併用も検討します。がん組織のBRAF遺伝子に対象となる変異がある場合には、BRAF阻害薬とMEK阻害薬を組み合わせる治療が選択肢になります。
これらは、有棘細胞がんや基底細胞がんにそのまま当てはめられる治療ではありません。検査結果に合う薬と、手術後なのか切除が難しい状態なのかを合わせて、治療の順番を決めます。
免疫チェックポイント阻害薬の治療中は、下痢、息切れ、強いだるさなど、皮膚以外の症状も伝えてください。免疫の働きが関係する副作用は、治療を終えた後に出ることもあります。受診する際には薬の名前と最終投与日を共有すると、原因を調べる助けになります。
有棘細胞がんでは、皮膚とリンパ節の両方を評価します
有棘細胞がんでリンパ節転移がある場合も、原発巣と転移したリンパ節を取り切れるかを評価します。手術が可能な場合は切除を考え、病状によって放射線治療や薬物療法を検討します。
顔や頭頸部、手足などでは、切除後の見た目だけでなく、動かしやすさや日常の作業への影響も話し合います。放射線治療は、病変を抑える目的や、痛みなどを和らげる目的で使う場合があります。メラノーマの記事で紹介されている薬や病期の数字だけを参考にして、ご自身の治療を判断しないことが必要です。
リンパ節の治療後に、腕や脚がむくんだら
リンパ節の手術や放射線治療の後には、リンパ液の流れが悪くなって、腕や脚にリンパ浮腫が起こる場合があります。痛みがなくても、重だるい、左右で太さが違う、靴や袖がきついといった変化に気付いたら、治療先へ伝えてください。
リンパ浮腫の対処では、皮膚を清潔に保ち、乾燥や傷を防ぐケア、状態に合わせた圧迫療法や運動などを組み合わせます。圧迫する強さや方法は個別に選ぶため、自己判断の強いマッサージや締め付けは避け、専門の医療者から指導を受けましょう。
赤み、熱感、痛み、発熱がある場合は、蜂窩織炎などの感染が起きている可能性があります。急な片側のむくみも別の原因が関係することがあるため、いつものむくみだと考えず早めに連絡してください。
皮膚がんの光免疫療法を相談する際に
当院では、光に反応する薬剤と光の照射を組み合わせる、自由診療の光免疫療法についてご相談を受け付けています。皮膚の病変やリンパ節転移について、現在の治療計画と合わせて、ご自身の場合に治療を検討できるかお尋ねいただけます。
皮膚に見える病変と、皮膚の下にある転移リンパ節では、位置や深さが異なります。見える場所にあることだけで治療の可否が決まるわけではありません。正式な病名、病変への光の届け方、周囲の組織との関係、すでに受けた手術や放射線、薬物療法について整理します。
病理結果と画像データ、使用した薬の名前があると、病状の共有に役立ちます。病変の痛みや出血、むくみなど、生活で困っていることもお伝えください。医師の説明を通じて、治療で目指すこと、副作用、通院や費用を確かめ、ご自身の希望に合うかを話し合います。実施の可否は個別に判断します。
参考文献
- 国立がん研究センター がん情報サービス「皮膚がんの分類」
- 国立がん研究センター中央病院「悪性黒色腫(メラノーマ)の治療について」
- 国立がん研究センター がん情報サービス「メラノーマ(悪性黒色腫)」
- 国立がん研究センター がん情報サービス「有棘細胞がん」
- 国立がん研究センター希少がんセンター「有棘細胞がん」
- 国立がん研究センター がん情報サービス「基底細胞がん」
- 国立がん研究センター がん情報サービス「リンパ浮腫」

【当該記事監修者】癌統括医師 小林賢次
がん治療をお考えの患者様やご家族、知人の方々へ癌に関する情報を掲載しております。
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