標準治療終了と宣告された肺がんについて光免疫療法の可能性

標準治療終了と宣告された肺がんについて光免疫療法の可能性

肺がんは、日本で最も死亡率の高いがんの一つであり、主に喫煙、大気汚染(PM2.5)、遺伝的要因などが原因となります。
初期段階では無症状が多く、発見が遅れやすいため、診断時にすでに進行した状態(ステージIV)であるケースが少なくありません。
このような進行した肺がんに対して、治療を重ねた末に「標準治療終了」と宣告されることがありますが、これは決して諦めるべき状況ではありません。

肺がんの「標準治療終了」とはどのような状態か?
「標準治療終了」とは、日本肺癌学会のガイドラインで推奨される標準治療(化学療法、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、放射線療法など)が、病勢進行や耐性獲得、副作用の蓄積によりこれ以上継続できないと判断された状態を指します。
がんの増大が止まらず、新たな治療ラインがガイドライン上存在しない、または患者様の全身状態(PS)が悪化して適用できない場合に宣告されます。
この時点では余命が数ヶ月程度と予測されることが多く、緩和ケア中心に移行するよう勧められるケースが一般的です。

しかし、これはあくまで「現在の標準治療の枠内ではこれ以上延命が難しい」という意味であり、絶対的な終わりを意味するものではありません。
個々の患者様の体調、がんの特性、新しい治療法の登場により、予後は大きく変わり得ます。
現代医学は日進月歩であり、「標準治療終了」宣告後も先進的な選択肢を探る価値は十分にあります

進行した肺がんの症状と現実

ステージIVの肺がんでは、がんの増大と転移により重篤な症状が現れます。
主な症状には、以下のようなものが挙げられます。

●咳・痰が2週間以上長引く: 気管支の圧迫による。
●血痰(痰に血が混じる): 気管支からの出血。
●息苦しさ・胸痛: 腫瘍による気道狭窄や神経圧迫。
●発熱が5日以上長引く: 閉塞性肺炎による。
●体重減少・倦怠感: 悪液質による。
●転移先症状: 脳転移(頭痛、麻痺)、骨転移(骨痛)、肝転移(黄疸)。

これらの症状は急速に悪化し、生活の質を著しく低下させます。
発見が遅れる要因として、初期の咳や痰を「風邪」と軽視してしまうことが挙げられます。
そのため、早期発見のために定期的な胸部X線やCT検査が重要となります。

標準治療の選択とその限界

進行した肺がんの標準治療は、主に全身薬物療法が中心となります。
根治を目指した手術は原則適応外ですが、以下の治療が検討されます。

●化学療法: 非小細胞肺がん(NSCLC)ではプラチナ製剤(シスプラチンなど)+ペメトレキセドやタキサン。小細胞肺がん(SCLC)ではエトポシド+プラチナ製剤。腫瘍縮小と生存延長(数ヶ月程度)が期待されますが、副作用(吐き気、下痢、骨髄抑制、末梢神経障害)が強く、継続困難な場合が多い。

●分子標的薬: NSCLCでEGFR、ALK、ROS1変異などがある場合、オシメルチニブやアレクチニブ。副作用が比較的軽いが、耐性獲得が課題となります。

●免疫療法: PD-L1高発現の場合、ペムブロリズマブやニボルマブを化学療法と併用。一部で長期効果が見られますが、反応率は限定的で、免疫関連有害事象(肝炎、皮膚炎)が発生しやすい。

●放射線療法: 脳転移や骨転移の緩和目的で局所照射。化学療法との併用も可能ですが、全身転移には効果が薄い。

●緩和ケア: 疼痛管理、栄養支援、精神サポートを並行。

これらの治療は、進行を遅らせることはできても根治は難しく、耐性獲得や副作用が課題となっています。
特に高齢者や肝機能低下例では選択肢がさらに制限されます。

新たな可能性: 光免疫療法

標準治療終了と宣告された進行した肺がんに対して、当院が積極的に提供しているのが光免疫療法です。
この治療は、標準治療の限界を補う革新的なアプローチで、近赤外線光免疫療法の原理を基にしています。
光免疫療法の利点として、以下のようなものが挙げられます。

副作用が極めて少なく(軽い発熱や疼痛程度)、標準治療の副作用で苦しむ患者様に適応可能。
・肝機能や全身状態が悪い場合でも施行でき、脳転移や骨転移に有効。
・繰り返し治療が可能で、QOLの向上(息苦しさ軽減、体重回復)が期待される。
化学療法や免疫療法との併用で相乗効果が得られる。

当院では、患者様の状態を詳細に評価し、光免疫療法が適用可能かの判断を行います。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。

総括

もし、進行した肺がんが標準治療終了と宣告されても諦めるのは早いです。
標準治療の課題を補う光免疫療法のような先進医療により、生存期間の延長とQOLの向上が可能となっています。
重要なのは、情報を基に医師と相談しながら最適な治療を選択することです。
当院は、患者様とご家族の「まだ生きたい」という想いに全力でお応えします。
肺がんの標準治療が終了した方でも、諦める前に当院まで一度ご相談ください。

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