光免疫療法は光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集まった薬剤へ近赤外線を照射することで、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。
さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を利用し、照射によって活性酸素を発生させがん細胞を内側から攻撃します。
当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております
- 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
- 標準治療との併用治療も可能
- 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
- 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
- もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
- 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。
以下のバナーをクリックで光免疫療法の詳細をご覧いただけます。
乳がんの増殖とホルモンの関係
乳がんとは、乳腺組織の異常な細胞の増殖によって発生するがんです。
乳がんのがん細胞の約60~70%は、女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて増殖・分裂します。
このようにエストロゲンの影響を受けて増殖するタイプの乳がんに対しては、ホルモン療法の効果が期待できます。
ホルモン療法の対象となるのは、、エストロゲン受容体かプロゲステロン受容体のどちらか一方でもあるホルモン受容体陽性の乳がんの患者様です。
ホルモン療法は、ホルモン療法剤を用いてエストロゲンの分泌を抑えたり、エストロゲンがホルモン受容体と結合するのを阻害することで、がん細胞の増殖を抑制します。
ホルモン療法のメカニズム
ホルモン療法は、ホルモン受容体陽性の患者様に、術前、術後、転移をした場合といったタイミングで治療を行います。
体内のエストロゲンを減少させる方法とがん細胞内のエストロゲン受容体とエストロゲンが結合するのを阻害する方法があります。
また、閉経前と閉経後では、エストロゲンが作られる過程が異なるため、エストロゲンを減少させる薬剤も異なります。
ホルモン療法のタイミングと薬剤
ホルモン療法は、患者様の病状に応じて、術前、術後、転移した場合などで治療のタイミングと使用する薬剤が異なります。
- 術前ホルモン療法: 閉経後の乳がんにおいて、腫瘍が大きく手術によって切除が難しい場合に、術前ホルモン療法で腫瘍を縮小して切除しやすくします。アロマターゼ阻害薬の使用が推奨されます。
- 術後ホルモン療法: 手術後も体内に残っている可能性があるがん細胞の増殖を抑え、再発・転移を予防します。閉経前はLH-RHアゴニスト製剤、閉経後はアロマターゼ阻害薬、閉経に関わらず抗エストロゲン薬が推奨されます。
- 転移したがんへのホルモン療法: 全身に広がったがんによって引き起こされる痛みや倦怠感などの症状を緩和させるために行います。閉経前はLH-RHアゴニスト製剤+抗エストロゲン薬、閉経後は抗エストロゲン薬±CDK4/6阻害薬またはアロマターゼ阻害薬±CDK4/6阻害薬が推奨されます。
上記の薬剤の作用は、以下のようなものがあります。
・抗エストロゲン薬
閉経前後に関わらず使用可能なものと、閉経後のみ使用可能なものがあります。
閉経前後に関わらず使用可能なものは、エストロゲン受容体とエストロゲンの結合を阻害する薬剤です。
閉経後のみ使用可能なものは、エストロゲン受容体を分解する薬剤です。
・アロマターゼ阻害薬
アロマターゼは、アンドロゲン(男性ホルモン)をエストロゲンに変換する酵素であり、アロマターゼの働きを阻害してエストロゲンが作られないようにする薬剤です。
閉経後のみ使用可能です。
・LH-RHアゴニスト製剤
エストロゲンを産生する卵巣の中にある下垂体ホルモンの働きを抑制し、エストロゲンの産生を阻害します。
閉経前に使用されます。
・CDK4/6阻害薬
CDK4およびCDK6というがん細胞が増殖していく原因となる酵素を不活性化させる薬剤です。
ホルモン療法の副作用
ホルモン療法剤によるエストロゲンの分泌や働きを阻害することによって、更年期の様な症状が副作用として現れることがあります。
・ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)
血液中のエストロゲンが減少し、体温調節が上手くできなることで引き起こされると考えられています。
突然身体がほてり、汗をかく、動悸、睡眠障害を伴うこともありますが、次第に軽減されていきます。
ホルモン療法を行った50%以上の患者様に起こるといわれています。
・脱毛
薬剤によって毛髪を作る細胞がダメージを受けることで起こります。
・生殖器の症状
性器出血、おりものの増加、膣の乾燥などの症状が起きることがあります。
・関節や骨の症状
アロマターゼ阻害薬によって関節のこわばりや痛みなどの症状が起きることがあります。
また、エストロゲンの減少によって骨密度が低下し、骨折しやすくなることもあります。
・血栓
一部の抗エストロゲン薬などでは血液が固まりやすくなります。
稀に、血栓が肺動脈につまる肺動脈塞栓症を引き起こすこともあります。
まとめ
乳がんのホルモン療法は、ホルモン受容体陽性の乳がんに対して有効な治療法です。
体内のエストロゲンを減少させる方法や、ホルモン受容体とエストロゲンの結合を阻害する方法があります。
腫瘍の縮小や再発・転移のリスクの低下、がんの進行を遅らせるといった効果が期待できます。
しかし、副作用も現れる可能性があるため、治療を受ける際には医師と相談をして、よく理解しておくことが大切です。
ホルモン療法の副作用は、薬剤の変更などによって緩和されることがあります。
治療法や薬剤についての情報を得るためにも、専門医との定期的な相談をおすすめします。

【当該記事監修者】癌統括医師 小林賢次
がん治療をお考えの患者様やご家族、知人の方々へ癌に関する情報を掲載しております。
医療法人社団良凰会 医師一覧

