手遅れと言われた進行した肝臓がんへの挑戦

手遅れと言われた進行した肝臓がんへの挑戦

肝臓がんは、日本で年間3万人以上が診断される悪性腫瘍の一つであり、主に肝細胞がん(HCC)が全体の90%を占めます。
「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓の特性から、初期段階では自覚症状がほとんどなく、発見が遅れるケースが少なくありません
進行速度は個人差が大きく、腫瘍の倍加時間(腫瘍が2倍になる時間)が平均3~6ヶ月程度とされ、急速に悪化する例もあれば、比較的緩やかな進行を示す例もあります。
しかし、症状が出始めた頃にはすでにステージIII~IVの進行がんとなっていることが多く、この段階を「手遅れ」と表現されることがあります。

肝臓がんの「手遅れ」とはどのような状態か?

「手遅れ」とは、医療的に根治的な治療(手術による完全切除など)が困難で、遠隔転移(肺、骨、腹膜など)や肝内多発、主要血管浸潤を伴う状態を指します。
具体的にはステージIVに相当し、肝機能がChild-Pugh分類B~C(中~重度低下)となり、標準治療の効果が限定的で余命宣告(例: 3~6ヶ月)を受けるケースとなります。
これは絶対的な「終わり」を意味するわけではないですが、患者様・ご家族にとっては絶望的な響きを持ちます。
実際、肝臓がん発見時の約30~40%がこの進行段階にあり、5年生存率は10%未満と厳しいのが現実です。
しかし、医学の進歩により、「手遅れ」と思われた状況でも新たな挑戦が可能です。

進行した肝臓がんの症状と現実

進行した肝臓がんでは、がん細胞の増殖と肝機能の低下が全身に影響を及ぼします
主な症状には以下のものが挙げられます。

●重度の黄疸(皮膚・目の黄染、掻痒感)
●難治性腹水による腹部膨張と呼吸困難
●食欲不振・体重減少(悪液質)
●強い疲労感・倦怠感
●腹痛・背部痛
●転移先症状(肺転移: 咳・息切れ、骨転移: 骨痛)
●肝性脳症による意識障害や出血傾向

これらの症状は急速に悪化し、生活の質(QOL)を著しく低下させます。
手遅れの段階では、肝硬変の合併がさらに症状を複雑化し、日常動作が困難になることが少なくありません。

標準治療の限界とその課題

手遅れと言われる進行した肝臓がんでは、根治を目指した手術やラジオ波焼灼療法は適応外となります
そのため、以下のような標準治療が検討されますが、いずれも限界が存在します。

●分子標的薬(レンバチニブ、ソラフェニブなど): 腫瘍の増殖を抑制しますが、延命効果は数ヶ月程度が多い。副作用(手足症候群、高血圧)が強く、肝機能低下で継続困難。

●免疫チェックポイント阻害薬(アテゾリズマブ+ベバシズマブなど): 反応率15~30%といわれており、一部で効果的ですが免疫関連有害事象が発生しやすい。

●肝動脈化学塞栓療法(TACE): 腫瘍栄養動脈を塞栓し壊死を誘導しますが、重度腹水やChild-Pugh Cでは禁忌となる。

●放射線療法や緩和ケア: 症状緩和が中心で、癌そのものを根絶できない。

これらの治療は、進行を遅らせることはできても、根治は難しく副作用が患者様の負担を増大させるのが課題となります。
特に手遅れの段階では、治療選択肢が少なく、諦めざるを得ないケースも多いのが現実です。

新たな希望:光免疫療法

そんな手遅れと言われた進行した肝臓がんに対して、当院が提供しているのが、インドシアニングリーン(ICG)を光感受性物質として用いた光免疫療法です。
この治療は、標準治療が抱える限界や課題を克服する可能性を秘めており、肝機能が低下した患者様にも適用可能です。
光免疫療法には、以下のような利点が挙げられます。

●肝機能Child-Pugh Cでも安全に治療可能。
副作用が極めて少なく(軽い発熱程度)、日帰り通院で対応可能。
●腹水・黄疸の早期改善が期待され、QOLが向上する。
●繰り返し治療が可能で、長期コントロールを目指せる。

光免疫療法は、手遅れの肝臓がん患者様にとって「最後の希望」ではなく、「新たな挑戦の始まり」となり得ます。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。

末期肝臓がん患者様への支援

末期の肝臓がんの患者様にとって、治療の選択は非常に重要です。
当院では、患者様の状態に最適な治療法を選択し、患者様の尊厳を守りながら、可能な限り快適な生活を送れるよう支援しています。
また、心理的なサポートも提供し、患者様とご家族がこの困難な時期を乗り越えられるよう努めています。

まとめ

手遅れと言われた進行した肝臓がんは、確かに厳しい状況ですが、諦める必要はありません。
標準治療の限界克服を目指せる光免疫療法のような現代医療により、新たな挑戦の道が開かれています。
当院は、患者様一人ひとりに寄り添い、希望を失わない治療を提供します。
肝臓がんの標準治療が終了した患者様でも、緩和ケアの前に一度ご相談ください

当院の光免疫療法詳細はこちら

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