手遅れと言われても諦めない「進行した胃がんにおける治療の可能性」

手遅れと言われても諦めない「進行した胃がんにおける治療の可能性」

胃がんは、日本で最も頻度の高い消化器がんの一つであり、ヘリコバクターピロリ感染や生活習慣が主な原因です。
初期段階では無症状が多く、発見が遅れやすいため、診断時にすでに進行した状態(ステージIV)であるケースが少なくありません。
このような進行した胃がんを「手遅れ」と呼ぶことがありますが、これは決して諦めるべき状況ではありません。

胃がんの「手遅れ」とはどのような状態か?

「手遅れ」とは、一般的にステージIVを指し、がんが胃壁を貫通して周囲臓器に浸潤し、かつ遠隔転移(肝臓、肺、骨、腹膜など)を伴う状態です。
日本胃癌学会の分類では、TNM分類でM1(遠隔転移あり)と判定され、根治的な手術が困難で、余命が数ヶ月~1年程度と予測されることが多いです。

しかし、これは統計的な中央生存期間であり、個々の患者様の全身状態、治療反応性、新しい治療の導入により、大きく変わる可能性があります。
「手遅れ」は医療的な限界を示す言葉ですが、現代医学では新たな治療法が次々と登場し、希望を捨てる必要はありません

進行した胃がんの症状と現実

ステージIVの胃がんでは、がんの増大と転移により重篤な症状が現れます。
主な症状には、以下のようなものが挙げられます。

●食欲不振・体重減少(悪液質): 栄養吸収障害による。
●腹痛・腹部膨張: 腫瘍による閉塞や腹水蓄積。
●吐血・黒色便: 腫瘍からの出血。
●貧血・疲労感: 出血や骨髄転移による。
●黄疸・肝機能異常: 肝転移の場合。
●呼吸困難: 肺転移の場合。
●骨痛: 骨転移の場合。

これらの症状は急速に悪化し、生活の質を著しく低下させます。
発見が遅れる要因として、早期の胃痛や不快感を「胃もたれ」と軽視してしまうことが挙げられます。
そのため、早期発見のために定期的な内視鏡検査が重要となります。

標準治療の選択とその限界

進行した胃がんの標準治療は、日本胃癌治療ガイドラインに基づき、主に全身薬物療法が中心となります。

根治を目指した手術は原則適応外ですが、以下の治療が検討されます。

●化学療法: 第一選択としてS-1 + シスプラチン、またはCAPOX(カペシタビン + オキサリプラチン)。HER2陽性の場合、トラスツズマブを追加。血管新生阻害薬のラムシルマブを第二選択で使用。腫瘍縮小と生存延長(数ヶ月程度)が期待されますが、副作用(吐き気、下痢、末梢神経障害、骨髄抑制)が強く、継続困難な場合が多い。

●免疫療法: PD-L1高発現やMSI-Hの場合、ニボルマブを化学療法と併用。一部で長期効果が見られますが、反応率は限定的で、免疫関連有害事象(肝炎、皮膚炎)が発生しやすい。

●放射線療法: 出血や狭窄の緩和目的で局所照射。化学療法との併用も可能ですが、全身転移には効果が薄い。

●緩和ケア: 疼痛管理、栄養支援、精神サポートを並行。

これらの治療は進行を遅らせることはできても、根治は難しく、耐性獲得や副作用が課題となっています。
特に高齢者や肝機能低下例では選択肢がさらに制限されます。

新たな可能性: 光免疫療法

手遅れと言われた進行した胃がんに対して、当院が積極的に提供しているのが光免疫療法です。
この治療は、標準治療の限界を補う革新的なアプローチで、近赤外線光免疫療法の原理を基にしています。
光免疫療法の利点として、以下のようなものが挙げられます。

副作用が極めて少なく(軽い発熱や疼痛程度)、標準治療の副作用で苦しむ患者様に適応可能。
・肝機能や全身状態が悪い場合でも施行でき、腹膜播種や肝転移に有効。
・繰り返し治療が可能で、QOLの向上(腹痛軽減、食欲回復)が期待される。
化学療法や免疫療法との併用で相乗効果が得られる。

当院では、患者様の状態を詳細に評価し、この治療を提案しています。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。

総括

もし、進行した胃がんが「手遅れ」と診断されても諦めるのは早いです。
標準治療の課題を補う光免疫療法のような先進医療により、生存期間の延長とQOLの向上が可能となっています。
重要なのは、最新の情報を基に医師と相談しながら最適な治療を選択することです。
当院は、患者様とご家族の「まだ生きたい」という想いに全力でお応えします。
胃がんの標準治療が終了した方でも、当院まで一度ご相談ください。

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