大腸がんの原因は?リスク因子・遺伝・予防を解説

【光免疫療法というがんの治療の選択肢】

光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。

光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。

さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。

当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております

  • 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
  • 標準治療との併用治療も可能
  • 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
  • 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
  • もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
  • 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付

がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。

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東京がんクリニック

大腸がんの原因は?リスク因子・遺伝・予防を解説

「食生活が悪かったから大腸がんになるのでは」「家族に患者がいるから自分も発症するのでは」と心配になるかもしれません。大腸がんは結腸または直腸にできるがんで、ある人の発症を一つの要因だけで説明することはできません。一方、喫煙や飲酒、肥満、家族歴など、集団でみた発症の可能性に関わる要因は分かっています。この記事では、リスク因子と確定的な原因の違い、遺伝性大腸がん、今からできる予防、検診と症状があるときの受診を整理します。

大腸がんの症状・検査・治療の全体像は、大腸がんの概要で確認できます。

大腸がんの原因とリスク因子はどう違うか

結腸と直腸の模型の周囲に生活習慣と家族歴を別々に示す図

大腸がんは、大腸の内側を覆う粘膜の細胞ががん化し、増殖する病気です。大腸には結腸と直腸が含まれ、病変の位置によって検査や治療で重視する点は異なります。ただし、どちらも「一つの食品を食べた」「運動しなかった」といった出来事から、個人の発症原因を後から特定することは通常できません。腺腫という良性の腫瘍ががん化する場合も、正常な粘膜から直接生じる場合もあります。

危険因子やリスク因子という言葉は、ある要因を持つ人の集団で、持たない集団より大腸がんが多いという研究結果を指します。リスク因子があっても必ず発症するわけではなく、見当たらなくても発症します。発症した人が自分の過去を責めたり、反対に「自分には危険因子がない」と症状を放置したりするための情報ではありません。研究の対象集団、年齢、性別、要因の量によって結果が異なることもあります。

大腸ポリープがあると必ずがんになる?

大腸ポリープは、大腸の粘膜から盛り上がった病変の総称です。種類によって性質が異なり、すべてががんになるわけではありません。腺腫など、将来がん化する可能性を考えて内視鏡で切除や経過観察を検討するものがあります。便潜血検査が陽性だった場合や内視鏡でポリープが見つかった場合は、病理結果や大きさ、数などを担当医と確認しましょう。自己判断で「良性だから今後の検査は不要」と決めないことが大切です。

生活習慣と病気は大腸がんのリスクにどう関わるか

飲酒と喫煙、体重管理と運動をそれぞれ異なる生活場面で示す写真

大腸がんの危険性が高まる要因として喫煙、飲酒、肥満などを挙げられます。これらは個人の発症を確定する条件ではありませんが、見直せる生活習慣です。たとえば飲酒を控える、たばこをやめる、無理のない身体活動を続けることは、がん全般の予防にもつながります。生活を改善しても発症をゼロにできるわけではなく、定期的な検診や症状への対応は別に必要です。

肉や食物繊維についてどう考えればよい?

食事は単一の食品だけで判断しないことが大切です。女性では加工肉や赤肉の摂取で大腸がんの危険性が高くなる可能性があります。また、食物繊維やカルシウムの摂取には予防効果がある可能性を示しています。「可能性」という表現を、全員に同じ効果が証明されたという意味に読み替えないでください。特定の食品を極端に避けたり、サプリメントを大量に摂ったりするより、食事全体のバランスを整えることが基本です。持病などで食事制限がある人は主治医や管理栄養士に相談しましょう。

運動不足や肥満だけで発症する?

肥満は大腸がんの危険性を高める要因の一つです。一方、身体活動は大腸がんの予防に役立つと考えられています。体重だけ、あるいは運動量だけで「発症する・しない」は決まりません。急な減量や無理な運動を始める必要もありません。体調、関節の状態、治療中の病気を踏まえ、歩く時間を増やすなど続けられる方法を選びます。すでに大腸がんの治療を受けている人は、治療中の活動量について担当医に確認してください。

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患がある場合も、大腸がんの危険性が高くなることがあります。病気の種類や罹患期間、炎症の範囲などに応じて、一般の検診とは別の内視鏡による観察が検討されます。治療薬を自己判断でやめず、通院先で自分に必要な検査間隔を確認してください。高身長も疫学的な危険因子として挙げられますが、変えられる要因ではなく、身長から個人の発症を予測するものではありません。

家族歴と遺伝性大腸がんは同じなのか

家族の病歴と遺伝子の変化を仕切りで分け、相談につながる関係を示す図

近い血縁者に大腸がんになった人がいる場合、家族の病歴は健康管理を考える手掛かりになります。ただし、家族歴があることと、遺伝性大腸がんの病的な遺伝子変化を受け継いでいることは同じではありません。家族が同じ生活環境を共有していることもあり、病名や発症年齢だけで遺伝性と断定できません。家族に患者がいない場合も、大腸がんにならないという保証にはなりません。

リンチ症候群や家族性大腸腺腫症とは?

遺伝性大腸がんの代表的な病気に、リンチ症候群と家族性大腸腺腫症があります。大腸癌研究会の遺伝性大腸癌診療ガイドラインは、濃厚な家族歴、若い時期の発症、大腸ポリープなどを評価の手掛かりに挙げています。また、治療のために行ったがんの遺伝子検査が、遺伝性を考えるきっかけになる場合もあります。しかし、家族に大腸がんが一人いるというだけで遺伝性の病気とは決まりません。検査の目的や必要性は、家系と本人の病歴を踏まえて専門家と相談します。

家族について分かる範囲で、誰が何歳ごろに、どの臓器のがんと診断されたかを整理しておくと相談に役立ちます。母方だけでなく父方も対象です。家族の情報がそろわなくても相談できます。遺伝学的検査は本人だけでなく血縁者にも関わる可能性があるため、検査で何が分かり、分からないことは何か、結果をどう健康管理に生かすかを事前に説明してもらいましょう。本人の同意を飛ばして家族に検査を勧める必要はありません。

大腸がんの予防と検診・受診をどう使い分けるか

便潜血検査の採便容器と大腸内視鏡による精密検査を別の場面として示す写真

禁煙、節度ある飲酒、バランスのよい食事、身体活動、適正な体形の維持は、取り組める予防行動です。ただし、生活習慣だけで大腸がんを完全に防ぐことはできません。がん検診は、症状のない人からがんを早く見つけ、適切な治療につなげるための取り組みです。予防行動と検診は役割が違い、どちらか一方で十分というものではありません。

症状がなくても大腸がん検診は必要?

国の指針に基づく大腸がん検診は、男女とも40歳以上を対象に、年1回の便潜血検査を行います。便の中に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査です。採便は通常2日分で、出血が毎日続くとは限らない点も踏まえています。陰性でも大腸がんが絶対にないとは言えないため、対象者は次回以降も定期的に受けます。家族歴や炎症性腸疾患などで個別の管理が必要な場合は、一般の検診だけでよいか担当医に確認してください。

便潜血陽性や血便があるときはどうする?

便潜血検査で「要精密検査」となったら、痔だと思っていても精密検査を受けてください。通常は大腸内視鏡検査が用いられます。再度の便潜血検査で陰性になっても、最初の陽性をなかったことにはできません。血便に気づいたときは、症状が続くかどうかを待たずに医療機関を受診してください。便通や便の形の変化、腹痛など気になる症状があるときも、年齢や検診予定日に関係なく早めに受診してください。症状を調べる診察は、無症状の人を対象とする検診とは別です。

大量の出血、突然の激しい腹痛、意識がもうろうとするなど重い症状がある場合は、119番に連絡してください。腹部の強い張り、繰り返す嘔吐、便やガスが出ない状態は腸閉塞などの可能性があり、予約日を待たずに医療機関へすぐ連絡・受診します。原因を大腸がんと決めつけず、急な症状には速やかに対応することが大切です。

「原因」を知ることは、自分や家族を責めるためではありません。変えられる生活習慣を無理なく整え、家族歴や持病を医療者に伝え、必要な検診・診察につなげるために役立てましょう。すでに症状がある場合は、危険因子が少ないことを理由に受診を先送りしないでください。

まとめ:大腸がんの原因と予防で押さえたいこと

  • 危険因子は集団の傾向であり、個人の発症を確定しない
  • 大腸がんには結腸がんと直腸がんの両方が含まれる
  • 喫煙や飲酒、肥満は見直せる危険因子にあたる
  • 運動や食事は、無理なく続けられる改善を選ぶ
  • 家族歴だけでは遺伝性大腸がんと断定できない
  • 無症状の検診と症状があるときの受診を分ける
  • 便潜血陽性なら再検査で済ませず精密検査を受ける

大腸がんの発症には複数の要因が関わり、一つの生活習慣や家族歴だけで個人の原因を決めることはできません。喫煙や飲酒、身体活動など見直せる点を整えつつ、遺伝性が気になるときは家族の病歴を医療者に伝えましょう。40歳以上の無症状の人には年1回の便潜血検査が勧められますが、検診で要精密検査となった場合は必ず精密検査を受けます。血便に気づいたら症状が続くかどうかを待たずに受診し、便通の変化があるときも次の検診まで待たずに医療機関へ相談してください。自分に合う検査や健康管理は医療者と確認しましょう。

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