光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。
光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。
さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。
当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております
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がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。
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70代で前立腺がんと診断されると、「年齢的に手術は受けられるのか」「生存率はどのくらいなのか」「治療しない選択もあるのか」と不安になる方は少なくありません。前立腺がんは年齢とともに見つかりやすくなるがんの1つですが、70代だから治療できない、あるいは必ず強い治療が必要というわけではありません。
治療方針は、ステージ、PSA値、グリーソンスコアやグレードグループ、転移の有無、体力、持病、生活への影響、本人の希望を合わせて考えます。前立腺がんと年代全体の関係は前立腺がんと年代・性別の関係で整理し、本記事では70代に絞って、症状、検査、生存率・予後、治療選択の考え方を解説します。
70代で前立腺がんと診断されたときにまず知りたいこと

70代は、前立腺がんが診断される機会が多い年代です。PSA検査の普及により、症状が出る前に見つかる人もいます。一方で、70代では高血圧、糖尿病、心臓病、脳血管障害、腎機能低下などを併せ持つ人も増えるため、がんそのものだけでなく、全身状態を含めて治療を考える必要があります。
前立腺がんには、比較的ゆっくり進むタイプもあれば、悪性度が高く注意深い治療が必要なタイプもあります。そのため、「70代だから様子を見る」「70代だから積極的に治療する」と年齢だけで決めるのではなく、病状と本人の価値観を合わせて判断することが大切です。
70代は前立腺がんが見つかりやすい年代か
前立腺がんは中高年以降で増えやすく、70代では診断を受ける人が多くなります。PSA検査で異常を指摘され、MRIや生検で詳しく調べた結果、がんが見つかることがあります。家族歴がある人や、過去にPSA値の上昇を指摘された人では、検査の必要性を医師と相談するとよいでしょう。
ただし、PSA値が高いから必ず前立腺がんというわけではありません。前立腺肥大症や前立腺炎でもPSA値が上がることがあり、反対に基準値内でもがんが見つかることがあります。70代では排尿症状を前立腺肥大症と思い込んでいる場合もあるため、症状と検査結果を分けて確認することが重要です。
早期では自覚症状がないことも多い
早期の前立腺がんでは、多くの場合、自覚症状がはっきりしません。尿が近い、夜間にトイレへ行く回数が増えた、尿の勢いが弱いといった症状があっても、それだけで前立腺がんとは判断できません。加齢や前立腺肥大症でも似た症状が出るためです。
一方で、血尿、骨の痛み、体重減少、強い排尿困難などがある場合は、早めに医療機関へ相談する必要があります。症状がない段階で見つかることも、症状をきっかけに詳しい検査へ進むこともあるため、自己判断で放置しないことが大切です。
年齢だけで病状や治療方針は決まらない
70代という年齢は治療選択に関わる要素ですが、治療方針を決める唯一の基準ではありません。同じ70代でも、日常生活を自立して送っている人、持病が安定している人、介護が必要な人、複数の病気で治療中の人では、選びやすい治療法が異なります。
医師は、がんのステージやリスク分類に加えて、余命の見通し、心肺機能、腎機能、服薬状況、通院負担、治療後に起こり得る尿失禁や性機能障害などを総合して考えます。本人が何を重視するかも重要で、根治性、体への負担、生活の質、通院回数などを整理して相談しましょう。
70代の前立腺がんの症状と検査の見方

70代の前立腺がんでは、症状の有無だけで病状を判断することはできません。排尿症状があっても良性の前立腺肥大症が原因のことがあり、逆に前立腺がんがあっても症状が乏しいことがあります。検査では、がんの有無だけでなく、悪性度や広がりを確認します。
診断の流れでは、PSA検査、直腸診、MRIなどの画像検査、前立腺生検が中心になります。必要に応じてCTや骨シンチグラフィなどを行い、リンパ節や骨への転移がないかを確認します。
排尿症状があっても前立腺がんとは限らない
尿が出にくい、夜間頻尿がある、残尿感がある、尿の勢いが弱いといった症状は、前立腺がんだけでなく前立腺肥大症や膀胱機能の変化でも起こります。70代ではこれらの症状が日常的にある人も多く、がんかどうかを症状だけで区別することは困難です。
症状を医師に伝えるときは、いつから始まったか、悪化しているか、血尿や痛みを伴うか、生活で困っていることは何かを整理すると診察に役立ちます。薬を飲んでいる場合は、排尿に影響する薬がないかも確認してもらいましょう。
PSA検査・MRI・生検で確認すること
PSA検査は前立腺がんを疑うきっかけになる血液検査です。PSA値が基準より高い場合は、年齢、前立腺の大きさ、炎症の有無、過去の数値の推移などを踏まえて追加検査を考えます。MRIでは、前立腺内の疑わしい部位や病変の広がりを確認します。
前立腺生検では、組織を採取してがん細胞の有無や悪性度を調べます。グリーソンスコアやグレードグループは、治療を急ぐべきか、監視療法を検討できるか、手術や放射線治療を選ぶべきかを考える重要な材料になります。
転移や進行が疑われるときに調べること
PSA値が高い、悪性度が高い、骨の痛みがある、画像検査で広がりが疑われる場合は、転移の有無を確認します。前立腺がんは骨やリンパ節に転移しやすいため、CT、MRI、骨シンチグラフィなどを組み合わせて調べることがあります。
転移がある場合は、限局した前立腺がんとは治療の考え方が変わります。手術や放射線治療だけでなく、内分泌療法などの薬物療法を中心に検討することがあります。検査の目的を理解しておくと、治療説明を受けるときに状況を整理しやすくなります。
70代の前立腺がんの生存率・予後を考えるポイント

70代の前立腺がんの生存率や予後は、年齢だけで決まるものではありません。早期で見つかった場合と、リンパ節転移や骨転移がある場合では見通しが異なります。また、同じステージでもPSA値、グレードグループ、体の状態によって治療方針や経過は変わります。
インターネット上の生存率の数字だけを見ると不安が強くなることがありますが、統計は個人の経過をそのまま示すものではありません。自分の病状に近い情報を知るには、主治医にステージ、リスク分類、治療目的、再発確認の方法を聞くことが重要です。
生存率はステージやリスク分類で変わる
前立腺がんでは、転移がない限局性の状態で見つかるか、リンパ節や骨などに転移しているかで治療方針と見通しが大きく変わります。さらに、転移がない場合でも、PSA値、がんの広がり、グリーソンスコアやグレードグループによるリスク分類が重要です。
70代だから生存率が一律に低くなるわけではありません。持病が少なく体力がある人では根治を目指す治療が選ばれることもあります。一方で、重い持病がある場合は、がんの治療効果だけでなく治療による負担や生活の質を重視することがあります。
早期発見の場合に期待できる見通し
前立腺内にとどまる早期の前立腺がんでは、監視療法、手術、放射線治療など複数の選択肢があります。がんの性質が低リスクであれば、すぐに治療せず、定期的な検査で進行の兆候を確認する監視療法が検討されることがあります。
早期に見つかった場合でも、治療後の再発確認は必要です。手術後や放射線治療後は、PSA値の推移を見ながら経過を確認します。数値の変動だけで自己判断せず、治療内容に応じた見方を主治医に確認しましょう。
持病・体力・生活機能も予後に関わる
70代では、がん以外の病気が治療方針に影響することがあります。心臓や肺の病気、腎機能の低下、糖尿病、脳梗塞の既往、抗凝固薬の使用などがある場合、手術や生検、薬物療法のリスクを慎重に評価します。
また、通院できる体力があるか、家族の支援があるか、認知機能や日常生活動作に問題がないかも重要です。予後を考えるときは、がんの進行度だけでなく、その人がどの治療を安全に続けられるかを含めて判断します。
70代の前立腺がんで選ばれる治療の選択肢

70代の前立腺がん治療では、監視療法、手術、放射線治療、薬物療法、症状緩和などを病状に応じて検討します。治療の目的は、根治を目指す場合、進行を抑える場合、症状を和らげる場合で異なります。どの治療を選ぶかは、がんの状態と本人の希望をすり合わせて決めます。
70代では、治療の効果だけでなく、尿失禁、性機能障害、排尿・排便への影響、通院回数、入院や麻酔の負担も重要な判断材料です。説明を受けるときは、治療しない場合の見通し、治療した場合の利益と不利益、途中で方針を変えられるかを確認しましょう。
監視療法が検討されるケース
監視療法は、すぐに手術や放射線治療を行わず、PSA検査、直腸診、生検などで病状を見守る方法です。低リスクで限局した前立腺がんでは、過剰な治療を避ける目的で検討されることがあります。治療を放棄する方法ではなく、進行の兆候があれば根治的治療へ切り替える前提で行います。
70代では、監視療法が生活の質を保つ選択肢になることがありますが、定期検査を続ける負担や不安もあります。自分が監視療法の対象になるのか、どの検査をどの間隔で行うのか、どの条件で治療へ切り替えるのかを確認してください。
手術・放射線治療を選ぶときの注意点
手術は、がんが前立腺内にとどまり、全身状態から手術に耐えられると判断される場合に検討されます。前立腺全摘除術では、尿失禁、性機能障害、鼠径ヘルニアなどが問題になることがあります。麻酔や入院の負担も含めて、自分の体力や持病との相性を確認しましょう。
放射線治療には、外照射療法や組織内照射療法などがあります。手術を避けたい場合や、体への負担を考えて放射線治療が選ばれることもあります。排尿・排便への影響、通院回数、内分泌療法を併用するかどうかは、リスク分類や医療機関の方針によって異なります。
薬物療法や症状緩和を組み合わせる場合
転移がある場合や、再発・進行が疑われる場合は、内分泌療法を中心とした薬物療法が検討されます。前立腺がんは男性ホルモンの影響を受けて増殖することがあるため、ホルモンの働きを抑える治療で病勢をコントロールすることがあります。
骨転移による痛み、排尿障害、倦怠感などがある場合は、がんを抑える治療と同時に症状を和らげる治療も重要です。70代では、治療を続けながら日常生活を保つことが大切になるため、痛み、食欲低下、転倒リスク、薬の副作用なども早めに相談しましょう。
まとめ:70代の前立腺がんで大切な判断軸
- 70代は前立腺がんが見つかりやすい年代
- 早期では自覚症状がないことも多い
- PSA検査だけで診断は決まらない
- 生存率はステージやリスク分類で変わる
- 治療は体力・持病・希望も踏まえて選ぶ
- 監視療法も治療選択肢の1つになる
70代の前立腺がんでは、年齢だけで治療方針を決めるのではなく、ステージ、PSA値、悪性度、転移の有無、体力、持病、生活への影響を合わせて判断することが大切です。早期なら監視療法、手術、放射線治療などを比較できる場合があり、進行がある場合は薬物療法や症状緩和も重要になります。納得して選ぶため、検査結果と治療目的を主治医に確認しましょう。

【当該記事監修者】癌統括医師 小林賢次
がん治療をお考えの患者様やご家族、知人の方々へ癌に関する情報を掲載しております。
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