精神腫瘍学(サイコオンコロジー) 。OGC大阪がんクリニック光免疫療法導入院

作成日2020.3.26 編集日2020.4.6

 当該ページ目次

  1. サイコオンコロジー
  2. サイコオンコロジーの特徴
  3. サイコオンコロジーの担当は?

サイコオンコロジー

サイコオンコロジー

 サイコオンコロジーとは、「【こころ】の研究する心理学(サイコロジー=Psychology)」、「【がん】の研究をする分野:腫瘍学(オンコロジー=Oncology)」等から成り立っている造語です。

 簡単に言えば、「がん」と「こころ」の関係をあつかっている学問をサイコオンコロジーと言い、日本語では『精神腫瘍学』と訳されています。
 ニューヨーク州メモリアルスロンケタリングがんセンター病院精神科の医師Jimmy.C.Holland氏がサイコオンコロジーの先駆者です。

 1980年代に確立された非常に新しい学問で、1986年に国際サイコオンコロジー学会が発足し,アメリカやドイツ,日本等の13ヵ国が加盟しています。
 サイコオンコロジーでは、患者様とそのご家族の心理・社会・行動的側面等、幅広い領域での研究・臨床実践・教育を行っています。

サイコオンコロジーの特徴

サイコオンコロジーの特徴

 サイコオンコロジーは、患者様とそのご家族のQOLの維持と向上において、更に心理的・精神的側面に重きをおいたことが特徴です。
 サイコオンコロジーの研究は、「がんが患者さんや家族、医療従事者の精神面に与える影響はどのようなものか」と「精神面や行動の変化が、がんの予防や進行、生存率等に与える影響はどのようなものか」の2方向から行なわれているこたが大きな特徴です。
 更に、サイコオンコロジーは心の状態(ストレス)や行動が、がんに与える影響も研究しています。
 がんになってからの『がんとの向き合い方』や、『精神療法・グループ療法は寿命が延びることに繋がるかどうか』を科学的に分析します。

 サイコオンコロジーの研究は、最終的に『患者様の精神面や行動様式が、がんの予防や延命にも役立てられるのではないか。』に繋がりうるので、日々研究されています。
 サイコオンコロジーの対象は、広範囲におよび、がん患者様やそのご家族のみならず、がんを克服した方への精神的なケアも行っています。

サイコオンコロジーの担当は?

サイコオンコロジーの担当は?

 サイコオンコロジーは、精神科医や心療内科医、心理士、看護師、ソーシャルワーカー等の『専門家』と患者様の主治医が、主にチームでがん患者様とそのご家族の支援を行なっています。

 ドクターは薬剤を用いた治療を専門とし、心理士が患者様へのカウンセリング・心理療法を担当します。また看護師もカウンセリングや患者様が抱えるあらゆる心の問題について専門的な助言をします。更に、ソーシャルワーカーはカウンセリング以外に、経済面での専門的なアドバイスを提供します。

 特に精神腫瘍医(精神科医、心療内科医)は、精神医学全般の知識・技能・経験は勿論、がん治療全般と緩和医療にも精通しており、がん患者さんが抱える心の悩みにも応じることができます。
 これら統合されて、ひとつのチーム医療として動いています。