胃がんの腹水に関する治療の選択肢

【光免疫療法というがんの治療の選択肢】

光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。

光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。

さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。

当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております

  • 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
  • 標準治療との併用治療も可能
  • 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
  • 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
  • もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
  • 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付

がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。

以下のバナーをクリックで光免疫療法の詳細をご覧いただけます。

がん治療でお悩みのあなたへ。光免疫療法。薬剤と光で、がん細胞へアプローチ。電話番号0120-308-833、受付時間9時から18時。詳しくはこちら。
東京がんクリニック

胃がんに伴う腹水でお腹が張り、食事や呼吸に支障がある場合は、腹水を抜く処置などで圧迫を和らげながら、腹水が生じる原因への治療を進めます。腹水濾過濃縮再静注法(CART)や胃がんへの薬物療法も、病状に応じた選択肢です。食べられない原因が胃や腸の通りにくさにある場合は、その部分への対応も必要になります。

腹水を抜けば、また食べられるようになるのか

腹水は、お腹の中に液体がたまった状態です。増えると胃や腸を圧迫し、少し食べただけで満腹になる、お腹が重くて動きにくい、横になると息が苦しいといった症状が出ることがあります。圧迫が主な原因なら、排液によって食事を取りやすくなることが期待できます。

ただ、胃がんでは別の理由でも食事が難しくなります。胃の出口や十二指腸が狭くなって食べ物が通らない場合には、嘔吐を繰り返すことがあります。腹膜に広がったがんが腸の通過や動きに影響している場合も、腹水への処置だけでは十分に対応できません。

診察では、お腹の張りに加えて、食後に吐くか、水分は飲めるか、便やおならが出ているかを伝えてください。胃の出口の閉塞には、病状に応じてステントで狭い部分を広げる方法や、食べ物の通り道をつくるバイパス手術を検討することがあります。腹水を減らす治療と、通り道を確保する治療では、働きかける場所が異なります。

吐き気止めを使っても吐き続け、水分を取れないときは、早めに治療中の病院へ連絡しましょう。強い腹痛や発熱、急な息苦しさがある場合も、次の予約日まで待たずに受診が必要か判断を仰いでください。

腹水への処置と、胃がんへの治療を分けて考える

腹水がつらいときは、今のお腹の圧迫を減らすことが先になります。一方、たまる原因が残っていると、抜いた後も再び増えることがあります。治療の説明を受ける際は、その方法が「今の苦しさ」「タンパク質の喪失」「がんの進行」のどこに働きかけるのかを押さえておくと、組み合わせる理由が分かります。

治療・処置 主な目的
腹水穿刺・排液 たまっている腹水を体外へ出し、お腹の圧迫やそれに伴う苦しさを軽くする。
腹水濾過濃縮再静注法(CART) 腹水を抜いて圧迫を減らし、処理した腹水からアルブミンなどのタンパク質を体に戻す。
胃がんへの薬物療法 がんの進行を抑え、がんによる症状を和らげる。がん性腹水では、その原因となる病変への治療として考える。

腹水を抜く量や間隔は、症状と体調から決める

腹水穿刺では、お腹に針や細い管を入れて液体を抜きます。どの程度抜くかは、たまっている量だけでなく、圧迫の程度、血圧や腎臓の状態などを踏まえて決めます。腹水の中にはタンパク質も含まれるため、繰り返し排液する場合は、栄養状態にも目を向けます。

「何リットルたまったら抜く」という数字だけでは、処置の必要性は決まりません。食事がどのくらい減ったか、眠れるか、トイレまで歩けるかなど、生活の変化も判断材料です。排液後に楽になった点と、変わらなかった点を伝えると、次の処置や症状への対応を考えやすくなります。

CARTでは、抜いた腹水をどう扱うのか

CARTは、抜いた腹水を濾過・濃縮し、アルブミンなどを含む液を点滴で体に戻す治療です。腹水をそのまま戻す方法ではありません。排液による圧迫の軽減と、タンパク質の再利用を組み合わせています。

国立病院機構神戸医療センターや鹿児島医療センターは、がん性腹水などに対するCARTを紹介しています。腹水の処理と点滴が必要になるため、体調、腹水の性状、実施施設の体制を踏まえて相談します。受けられるかどうかに加え、処置に伴う負担、入院の必要性、次に腹水が増えた場合の対応も説明を受けておきましょう。

CARTを受けた後も、胃がんの病変に対する治療は別に進めます。薬物療法の再開を考える際には、食事や活動がどこまで回復したかを評価します。処置の予約と抗がん剤の予定がある場合は、担当する医療機関同士で日程や体調の情報を共有できるよう、主治医に伝えておきましょう。

利尿薬が効きにくい腹水では、原因をどう調べるか

胃がんでは、腹膜播種が腹水の原因になることがあります。腹膜播種とは、がんの細胞がお腹の中に広がり、腹膜に病変をつくった状態です。腹膜で液体が増えたり吸収されにくくなったりして、がん性腹水が生じます。腹膜への転移が確認された胃がんは、ステージ4に相当します。

がん性腹水は、利尿薬で十分に減らない場合があります。一方、肝硬変などによる腹水では、利尿薬や塩分の調整を含む治療を行います。同じ「腹水」でも治療への反応が違うため、薬が効きにくいときには、腹水の原因と現在の状態を見直します。

CTや超音波では、液体の量や分布、腹膜や肝臓の病変、胃や腸の状態を調べます。血液検査では臓器の働きやアルブミンなどを見ます。必要に応じて腹水を採取し、細胞診でがん細胞を調べたり、感染の有無を調べたりすることもあります。腹水が見つかっただけで、すべてを胃がんの転移によるものと決めることはできません。

腹水を採る検査と、症状を軽くするための排液は、同じ処置の中で行う場合もあります。「何を調べるために採ったのか」「原因についてどこまで分かったのか」を聞いておくと、その後に利尿薬を使う理由や、排液を続ける理由を理解しやすくなります。

食事が少ない状態でも、胃がんの薬物療法を受けられるか

腹膜播種などがあり、手術で取りきることが難しい胃がんには、抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などを使います。治療の目的は、がんの進行を抑えて症状を和らげることです。腹水があるからといって、最初から薬物療法が効かないと決めるものではありません。

薬の選択には、HER2、CLDN18.2、PD-L1、MSIなど、胃がんの組織の特徴を調べた結果が関わります。すでに治療を受けている方では、これまでに使った薬の効果と副作用も次の治療に関係します。腹水の処置を受けたことだけで、薬の種類が決まるわけではありません。

食事や水分が取れず、体調が不安定なときには、その状態への対応が先になる場合があります。内服できるか、脱水がないか、臓器の機能が保たれているかを評価し、治療の開始時期や量を調整します。胃を切除した後で一度に食べられない方は、腹水が増える前の食事量も伝えると、今回の変化が分かります。

処置の後は、食事とお腹の張りを一緒に記録する

腹水の治療後は、抜いた量よりも、どのように過ごせるようになったかに目を向けます。食事や水分の量、吐き気、排便、お腹の張りを簡単に記録しておくと、次の診察で経過を伝えやすくなります。体重が減っていても排液の影響があるため、栄養が改善したかは食事や体調も含めて見ます。

吐き気があるときは、食べられるものを少量ずつ、回数を分けて試します。ただし、腸閉塞などが疑われる場合は食事の対応が異なるため、無理に食べたり水分を増やしたりせず、病院へ相談してください。塩分や水分の制限も、腹水という理由だけで自己判断せず、病状に合う指示を受けます。

腹水は再び増えることもあるので、張りが戻ったときにどこへ連絡するか、どのような症状なら早く受診するかを、処置後に決めておきましょう。苦しくなってから治療法を探し直すより、今の病院で次の対応を共有しておくことが、自宅で過ごす時間を支えます。

当院で整理している、併用治療へのご相談

当院の胃がんの相談記録には、腹膜播種のため手術の適応外と判断され、抗がん剤を開始した患者様が、ほかの治療を併用できないかと相談された経緯があります。主治医から使える抗がん剤の種類には限りがあると説明を受けたことが、相談の背景にありました。記録には腹水の有無や処置歴は記載されておらず、腹水治療の症例として紹介するものではありません。

ご相談時には、治療歴と主治医の方針、画像や血液検査、現在の体調を整理します。腹水で困っている方については、排液などを受けた時期、その前後の食事や活動の変化も相談の材料になります。併用する治療への希望と、今すぐ必要な症状への対応を分けて話し合います。

抗がん剤を続けながら相談する場合も、これまでの治療の目的と負担を踏まえて考えます。この相談経緯は、併用による効果を示した記録ではありません。ご本人が望む生活と、治療にかかる負担を共有することが相談の出発点です。

光免疫療法を検討する際の相談

当院では、光に反応する薬剤と光の照射を用いる光免疫療法についても相談を受け付けています。胃がんの病変の場所や広がり、現在の治療、腹水を含めた体調を踏まえて、治療を検討できるかを判断します。期待する作用だけでなく、照射方法や副作用などの負担、費用の説明も受けてください。

腹水による圧迫が強い場合には、排液などの診療につなげることが先になります。ご相談では、今の治療を続ける予定や通院の負担も共有してください。腹水の減少や治療効果は、相談の段階で約束できるものではありません。

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