光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。
光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。
さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。
当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております
- 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
- 標準治療との併用治療も可能
- 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
- 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
- もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
- 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。
以下のバナーをクリックで光免疫療法の詳細をご覧いただけます。
卵巣がんの治療中や経過観察中に骨転移が見つかった場合は、全身の治療方針を見直すと同時に、骨折や神経への影響がないかを調べます。骨の病変への対応は、次の抗がん剤を決めるまで待たずに進めることがあります。
卵巣がんでは、初めて治療を受ける場合と、治療後に再発した場合で薬の選び方が異なります。この記事では、その違いと、骨転移が見つかった後に相談したいことを説明します。主に、上皮性の卵巣がんを対象とした内容です。
急に足に力が入らなくなった、歩けなくなった、尿が出にくくなった場合は、次回の診察を待たず、治療中の医療機関へ連絡してください。
新しい腰痛や脚の痛みは、原因を調べるところから
卵巣がんの治療中に腰や脚が痛くなっても、それだけで骨転移とは判断できません。筋肉や関節の問題、治療の影響など、別の原因も考えられます。一方で、以前とは違う痛みが続く場合は、いつもの腰痛として済ませず診察で伝えてください。
伝えたいのは、痛む場所、始まった時期、痛みが強くなる動作です。「寝返りで目が覚める」「立ち上がると脚が痛む」「痛み止めを使う回数が増えた」といった変化が、検査を考える手がかりになります。
画像検査では、転移の有無と骨の状態を確認する
CT、MRI、PET、骨シンチグラフィなどを、調べる目的に応じて選びます。骨に病変があるかだけでなく、骨が弱くなっていないか、背骨の病変が神経に影響していないかも評価します。
腹部の病変を調べる検査を受けていても、新しい痛みやしびれは別に伝えてください。症状の場所によっては、追加の検査が必要になる場合があります。
骨転移が見つかった場合の病期
初回診断時に骨への遠隔転移がある卵巣がんは、ステージIVBに分類されます。治療後に骨転移が見つかった場合は、最初の病期と現在の再発・転移の状態を分けて説明されることがあります。
卵巣がんは腹膜に広がることもありますが、腹膜への広がりと骨への遠隔転移は同じものではありません。現在の画像でどこに病変があるのかを聞くと、病期の数字だけを見るより治療の説明を理解しやすくなります。
初回の治療か、再発後かで全身治療の考え方が変わる
初めて卵巣がんの治療を受ける場合
卵巣がんでは、手術と薬物療法を組み合わせて治療します。抗がん剤には、パクリタキセルとカルボプラチンを併用するTC療法などがあります。
進行した卵巣がんでは、最初に抗がん剤治療を行い、効果や全身状態を見て手術を検討することもあります。ただし、骨転移がある患者様全員に同じ手術を行うわけではありません。腹部を含めた病変の広がり、切除できる範囲、体への負担から判断します。
治療後に骨転移が見つかった場合
再発した卵巣がんでは、薬物療法が主な治療になります。薬を選ぶ際には、以前の治療がどの程度効いていたか、治療終了から再発までどのくらいの期間があったかを見ます。
特に、カルボプラチンなどのプラチナ製剤による治療歴は、次の治療を考えるうえで重要です。担当医から「プラチナ製剤が効きにくい状態」と説明された場合は、これまでと異なる薬や組み合わせについて相談します。
再発までの期間だけで結論を出すのではなく、過去の副作用、現在の体力、臓器機能も含めて選びます。薬の名前に加えて、中止した理由が分かる資料も相談時に役立ちます。
PARP阻害薬などの維持療法は、何を目的に使う?
維持療法は、抗がん剤治療で得られたよい状態を、できるだけ長く保つことを目指す治療です。卵巣がんでは、条件に応じてPARP阻害薬やベバシズマブなどを検討します。
国立がん研究センター中央病院の診療案内でも、進行卵巣がんで抗がん剤治療が有効だった方への維持療法と、BRCAやHRDの検査について説明されています。
BRCA・HRDの検査結果と治療歴を合わせて考える
BRCA遺伝子の変化や、DNAを修復する仕組みに関わるHRDの情報は、治療を選ぶ手がかりになります。ただし、検査結果が陽性なら、いつでも同じ薬を使えるという意味ではありません。
初回治療後なのか再発治療後なのか、抗がん剤への反応、過去にPARP阻害薬を使ったかなども関係します。骨転移があることだけを理由に、PARP阻害薬を選ぶわけではありません。
維持療法中に新しい病変が見つかったら
新しい骨の病変が見つかった場合は、現在の薬を続けるか、治療を変更するかを担当医と相談します。維持療法の役割と、進行した病変への治療は分けて考える必要があります。
内服中の薬は自己判断で中断せず、痛みなどの症状と一緒に、検査結果について説明を受けてください。
骨の治療は「痛みを減らす」と「体を支える」を分けて考える
卵巣がん全体への治療を進めながら、骨の病変にも対応します。痛みが軽くなっても、骨の強度が十分とは限りません。
| 困っていること・骨の状態 | 検討する対応 |
|---|---|
| 痛みで眠れない、動くと痛む | 鎮痛薬の調整や、痛む骨への放射線治療などを検討します。 |
| 骨折している、骨折の危険性が高い | 整形外科で、骨を支える手術や体重をかける制限が必要かを評価します。 |
| 背骨の病変が神経に影響している | 早急に評価し、放射線治療や手術などの必要性を判断します。 |
| 骨転移に伴う合併症を減らしたい | 骨修飾薬の使用を検討し、口腔内の状態や必要な検査を確認します。 |
放射線治療の範囲や回数は、病変の位置や過去の照射歴などから決めます。整形外科的な治療は、骨折してからだけでなく、予防のために行う場合もあります。
骨修飾薬にはデノスマブやゾレドロン酸などがあります。注意する副作用の一つに顎骨壊死があるため、歯科受診や抜歯の予定を担当医に伝えてください。これらの薬と、全身の卵巣がんに対する薬物療法は役割が異なります。
腹部の症状と骨の痛み、両方を診察で伝える
卵巣がんでは、腹部の張りや食欲低下などにも対応が必要な場合があります。骨の痛みが目立つときも、食事量や腹部の変化を一緒に伝えてください。
「食べられないために体力が落ちている」のか、「痛くて動けない」のかでは、必要な支援が変わります。吐き気や便秘には、病気だけでなく薬の影響が関係することもあるため、使用中の薬も確認します。
痛みで歩く量が減っている場合は、骨の安全性を評価してからリハビリテーションを考えます。がん治療と並行して緩和ケアを受け、食事、睡眠、移動の負担を減らす方法を相談できます。
急な変化は、通常の治療相談を待たない
足の脱力、広がるしびれ、排尿・排便の異常、突然の強い骨の痛みは、早急な連絡が必要です。無理に歩いて受診しようとせず、移動方法も含めて医療機関へ相談してください。
また、強い喉の渇き、吐き気、便秘、脱力、ぼんやりする様子には、高カルシウム血症などが関係する場合があります。「治療中だから仕方がない」と判断せず、いつもと違う変化を伝えましょう。
別の治療を相談するときは、治療経過を一本の流れにする
新しい治療やセカンドオピニオンを相談する際は、いつ手術を受け、どの薬を使い、どの時点で再発が分かったかを整理すると、話を進めやすくなります。維持療法を受けていた場合は、その薬と使用期間もお知らせください。
余命について知りたいときも、骨転移だけを取り出して考えることはできません。腹部やほかの臓器の病変、体調、治療への反応を踏まえ、担当医に見通しの根拠を尋ねてください。
当院の光免疫療法についてのご相談
当院では、卵巣がんの骨転移についても、光免疫療法のご相談を受け付けています。骨の病変と腹部の病変、現在の症状、これまでの手術・薬物療法をお知らせください。
相談では、どの病変を対象に、どのように光を照射する計画かを説明します。治療で目指すこと、期待する効果、起こり得る副作用、評価方法、費用についても確認してください。治療を受けられるかどうかや効果は、患者様の状態によって異なります。
抗がん剤や維持療法を受けている方は、その予定を当院にもお伝えください。現在の担当医と情報を共有し、骨折や神経への影響に対する処置が必要な場合は、治療の順番を相談します。
資料の準備に迷っている方へ
紹介状や検査資料がすべてそろっていなくても、ご相談いただけます。お手元にある病理検査結果、画像データ、治療の説明書などからご用意ください。BRCA・HRDの検査を受けている場合は、その結果も役立ちます。
必要な画像検査については、当院の提携先で撮影できる場合があります。資料の取り寄せ方が分からないときは、ご相談時にお尋ねください。急な症状がある場合は、資料をそろえるために受診を遅らせないでください。
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参考文献・公的情報

【当該記事監修者】癌統括医師 小林賢次
がん治療をお考えの患者様やご家族、知人の方々へ癌に関する情報を掲載しております。
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