卵巣がんの腹膜播種(ステージ4 )に関する治療の選択肢

【光免疫療法というがんの治療の選択肢】

光免疫療法は、がん細胞への直接的なアプローチを目指すと同時に、免疫機能に働きかける治療法です。

光に反応する薬剤(ICGリポソーム)を点滴で投与し、がん細胞に集積した薬剤に近赤外線を照射することで、がん細胞への作用を目指します。

さらに、薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を活かし、照射によって生じる反応(活性酸素の発生など)を通じて、がん細胞を内側から攻撃します。

当院の光免疫療法は以下の方にも対応しております

  • 幅広いがん種や全身の転移部位にも対応
  • 標準治療との併用治療も可能
  • 副作用が少ないため抗がん剤の休薬中の方も対応
  • 高齢で標準治療が出来ないと言われた方も対応
  • もう治療法が無い、緩和ケアを勧められた方も対応
  • 他の治療方法を探している方や、ステージに関わらず治療の選択肢として相談受付

がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法もぜひご検討ください。

以下のバナーをクリックで光免疫療法の詳細をご覧いただけます。

がん治療でお悩みのあなたへ。光免疫療法。薬剤と光で、がん細胞へアプローチ。電話番号0120-308-833、受付時間9時から18時。詳しくはこちら。
東京がんクリニック

卵巣がんの腹膜播種とは、がん細胞がお腹の内側を覆う腹膜に散らばり、病変をつくった状態です。治療の中心は手術と抗がん剤で、最初に手術をする場合も、抗がん剤で病変を小さくしてから手術を目指す場合もあります。腹膜播種があるという理由だけで、ステージ4や手術不能と決まるわけではありません。病変の広がりとともに、腹水の量、腸の通り、食事や体力の状態を調べて治療を組み立てます。

腹膜播種で、お腹の張りや食べにくさが起こる理由

腹膜は、お腹の壁の内側や臓器の表面を覆う薄い膜です。卵巣がんの細胞が腹腔内に広がり、腹膜や大網などに付着して増えることを腹膜播種といいます。腹膜そのものから発生する「原発性腹膜がん」とは、病気の始まった場所が異なります。

腹水がたまると、お腹が張る、少し食べただけで満腹になる、息苦しいなどの症状が出ることがあります。腹膜の病変が腸の働きや通りに影響すると、便秘、吐き気、腹痛などが起こる場合もあります。ただし、張りの原因が腹水なのか、腸の通過障害なのかによって対応は変わります。

腹水が増えると、食べる量が減っていても体重が増えることがあります。そのため体重だけで栄養状態を判断せず、食事量、動ける範囲、筋力の変化も伝えてください。痛みの強さだけで、播種の範囲や進行度を判断することもできません。

嘔吐と排便・排ガスの停止は早めに連絡する

お腹の張りや痛みが強く、繰り返し吐く、便やガスが出ないときは、腸閉塞の可能性があるため速やかに医療機関へ連絡してください。食物繊維や下剤を自己判断で増やして解決しようとせず、腸の状態を診てもらう必要があります。息苦しさが急に強くなった、水分も取れない場合も、予定の受診日を待たずに相談しましょう。

腹膜播種とステージ3・4の違い

卵巣がんの進行期は、播種や転移がどこまで広がっているかで決まります。腹膜播種はステージⅣだけにみられるものではありません。

広がりの例 進行期の考え方
骨盤内の腹膜などへの広がり 広がる場所によりⅡ期に分類される場合があります。
骨盤を越えた腹膜への播種 Ⅲ期に分類され、病変の大きさなどによって細分されます。
胸水の中にがん細胞が確認される ⅣA期に分類されます。胸水があるだけでは確定しません。
肝臓・脾臓の内部や、腹腔外の臓器などへの転移 ⅣB期に分類されます。

肝臓の表面への広がりと、肝臓の内部への転移も区別されます。診察では「腹膜播種があります」という説明に加えて、骨盤内なのか、お腹の上の方まであるのか、ほかの臓器への転移があるのかを確かめておきましょう。

治療を決める検査では何を調べるのか

CTやMRI、超音波検査などで、卵巣の病変、腹膜や大網への広がり、腹水、リンパ節やほかの臓器の状態を調べます。病理検査はがんの組織型を確定し、適切な治療を選ぶために必要です。手術前に薬物療法を始める場合にも、病変から組織を採取するなどして診断をつけます。

CA125などの腫瘍マーカーは、経過や治療効果をみる補助になります。ただし、数値が下がらないことだけで「薬が全く効いていない」とは判断できません。画像での病変の変化、腹水、症状と合わせて評価します。腹水や胸水を採取し、がん細胞が含まれるか調べることもあります。

手術と抗がん剤の順番が人によって異なる理由

まず手術で病変を取り除く場合

病変を取り除くことが可能で、手術の負担にも耐えられると判断した場合には、卵巣・卵管、子宮、大網、播種病変などを切除します。病変の場所によっては腸などの合併切除も検討されます。どこまで切除できるかと、術後の臓器機能や生活への影響を合わせて判断します。

抗がん剤を先に行い、手術の時期を見極める場合

広い範囲の切除が必要で負担が大きい場合や、最初の手術で病変を取り切ることが難しいと予測される場合には、抗がん剤を先に行います。治療への反応をみてから腫瘍を切除する方法を、インターバル腫瘍減量術といいます。最初に手術をしないことは、手術を今後も行わないという意味とは限りません。

抗がん剤はパクリタキセルとカルボプラチンを組み合わせるTC療法などが中心です。組織型や全身状態、副作用によって薬や投与方法を調整します。初発時と再発時では、それまでに使った薬や反応も異なるため、同じ腹膜播種でも治療計画は変わります。

維持療法は、初回治療の効果を保つために行う

進行卵巣がんでは、手術と薬物療法の後、病変が見つからなくなった、あるいは縮小した場合に維持療法を検討します。ベバシズマブや、PARP阻害薬のオラパリブ・ニラパリブなどを、適応に応じて使用します。

薬の選択には、BRCA遺伝子の変異やHRD検査などの結果が関わることがあります。「BRCA変異がなければ維持療法はできない」と一括りにはできません。検査結果と、これまでの治療内容・効果を踏まえて、使える薬と期待する目的の説明を受けてください。

腹水や食事のつらさへの治療も並行する

腹水で張りや息苦しさが強い場合は、お腹に針を刺して腹水を抜く穿刺排液などを検討します。状態や施設の体制に応じ、抜いた腹水を処理して有用な成分を静脈へ戻す腹水濾過濃縮再静注法(CART)が検討される場合もあります。これらは症状への対応であり、腹膜のがんそのものへの治療とは目的が異なります。

食べにくいときは、一度に無理をして食べず、食事の量や回数、形態を調整します。ただし腸閉塞が疑われるときは、食べ方の工夫だけで対応せず、食事や点滴をどうするか治療先の指示を受けてください。栄養や痛み、吐き気への支援は、抗がん剤治療などと並行して受けられます。

当院に寄せられた、腹水が増えた方からのご相談

当院の相談記録には、卵巣がんの腹膜播種とリンパ節転移が判明し、複数の抗がん剤治療を受けたものの効果が得られず、白血球減少のため治療を中断した方の経緯があります。中断後に腹水が急速にたまるようになり、今の状態でも光免疫療法を受けられるのかとご相談いただきました。

この記録は来院までの経緯であり、光免疫療法を実施した後の効果や、腹水の改善を示すものではありません。同じような状況で相談される場合も、薬を中断した理由と、腹水によって何に困っているかを分けてお伝えいただくと、相談の目的を整理しやすくなります。

光免疫療法を含む選択肢を相談したい方へ

当院では光免疫療法についてのご相談を受け付けています。現在の治療に加えて考えられる方法を知りたい方、治療の負担が大きくほかの選択肢も整理したい方は、ご希望をお聞かせください。

光を用いる治療では、病変がどこにあるか、どのように薬剤や光を届けるかが検討に関わります。腹膜播種は一カ所の腫瘍とは広がり方が異なるため、腹水の有無、腸の状態、体力、現在の治療計画も踏まえて個別にお話しします。

画像や検査結果がお手元になくても、ご相談いただけます。まずはこれまでの治療と、食事・痛み・お腹の張りなどのお困りごとを、分かる範囲でお聞かせください。資料があれば、CT・MRI、病理結果、薬の使用歴、腹水を抜いた経過などが参考になります。追加資料が必要な場合は、ご相談の際にご案内します。

当院の光免疫療法について詳しく見る

電話で相談する:0120-308-833

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参考文献

  • 国立がん研究センター がん情報サービス「卵巣がん・卵管がん・腹膜がん 治療」 掲載ページ
  • 国立がん研究センター中央病院「卵巣/卵管/腹膜がんの治療方針」 掲載ページ
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「卵巣がん・卵管がん・腹膜がん 検査」 掲載ページ
  • 国立がん研究センター がん情報サービス「腸閉塞」 掲載ページ
  • 国立がん研究センター中央病院「令和7年度 病院指標」腹水に対する処置の説明 掲載ページ

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